船場アートカフェ
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橋爪紳也
(都市文化論)
中川 眞
(音楽学、ガムラングループ「マルガ・サリ」主宰)
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(劇場論、劇団「浪花グランドロマン」代表)
森 洋久
(GLOBALBASE プロジェクトリーダー)
海老根剛
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(小児医学、グループ・ダイナミックス)
増田 聡
(ポピュラー音楽研究)
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(ランドスケープ、CSCD)
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(都市コミュニティ論)
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(表現文化学博士課程)
石川優
(表現文化学博士課程)
カミス
(ダンス)
高岡伸一
(建築家)
檜垣平太
(neutral)

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最近のエントリー

第18回マンスリーアートカフェ

 
「月刊島民」公開編集会議in船場 
 
18回マンスリーアートカフェでは、マスターの高岡さんがゲストに株式会社140Bに務める編集者の大迫さんをゲストに招いてのレクチャー&ディスカッション。大迫さんは大阪・中之島を舞台にしたフリーマガジン『月刊島民』の編集に携わっておられ、他にも月刊島民を核にして展開される「ナカノシマ大学」の企画・運営にも関わっておられます。今回は月刊島民の公開編集会議という形で開催されました。
 
月刊島民は、京阪電車中之島線の開業を機に創刊し、「中之島」と地域を限定しているにも関わらず、50号以上刊行しており、ネタにも困ったことがないとのこと。編集会議に入る前に、どのようにして月刊島民が刊行されるのかについて、その流れを教えていただきました。最も重要なポイントは、テーマを決めてからネタ探しに入るのではなく、まずまちに出てネタをいくつか探し出してから、使えそうなネタに合わせたテーマを設定するということ。前者だとそれに関することしか頭に入らなくなり、出来上がったものもあまり面白くないそうです。
 
大迫さんからの編集の進め方のレクチャーが終わった後に、いよいよ参加者も含めて編集会議が行われました。会場内のお客さんから絶えず案が飛び出し、大迫さんも驚くようなネタも挙がり、実際に使われそうなものまで出てきました。かなり活気のある編集会議となり、また中之島のネタの豊富さに驚かされるばかりでした。 
 
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第17回マンスリーアートカフェ

 
京都芸術センター 都市と市民と芸術センター
 
17回マンスリーアートカフェは、京都芸術センターのプログラム・ディレクターである山本麻友美さんにお越し頂き、京都芸術センターのこれまでの経緯と活動、また成功の要因と課題、今後の展望など、都市型アートセンターのマネージメントには欠かせない話について聞かせていただき、公共文化施設が地域に何を与え、何を奪っているのか、市民との協働のあり方を含めて考えていく時間を提供しました。
 
京都市は、小学校の跡地を活用した事例が全国的に見ても多く、一部改修・前面建て替えのどちらにしても、歴史博物館や国際マンガミュージアム、こどもみらい館のような文化的な施設に転用される傾向があります。京都芸術センターもその一例で、平成7年まで小学校だった建物をリノベーションし、平成12年に開設されたアートセンターであり、京都の都市部・中京区に位置しています。
 
 京都芸術センターは、外部で発表などを行うための制作や練習の場として、場所の貸し出しをしており、現代美術や演劇、伝統芸能など様々な文化芸術活動をサポートしています。毎日のように場所の貸し出しの希望が挙がるが、原則として自分たちで使って欲しいという人を見つけてお願いをするという形式をとっているのが特徴です。また、ワークショップなど市民との協同での活動も多く、常に人が行き交っており、国内だけでなく国外からも注目を集めています。
 
どんな要望にも「できない」と言わない。また個々人に対応し、面倒なことをあえて行い、ルールを最小限にすることにより、アーティストの創造力を最大限に引き出し、文化芸術活動を支えています。
 
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第16回マンスリーアートカフェ

 
ブログ・SNS・フリーペーパー
インディペンデント・メディアで街を“記録”する試み〜
 
今回のマンスリーアートカフェは、地域情報サイト「NIPPON-BASHI SHOP HEADLINE」(http://nippon-bashi.biz/)を運営し、フリータウンペーパー「pontab」を発行する楠瀬さんをゲストにまねき、街とメディアについてお話ししていただきました。
 
2005年にブログを立ち上げ、日本橋界隈の店の開店・閉店情報を自らの足で集め、それらを発信するという作業を開始。メディアに必要とされる要素のうち、「網羅」ということに強くこだわり、さらには「事実」しか記載しないとうルールを自ら設け、情報発信するという作業をすること3年。新しく開店する店側から掲載の依頼があったり、新聞に取り上げられたりし、本格的に活動を開始。サイトに掲載できないような小ネタには「twitter」を活用し、他にも「USTREAM」や「facebook」などのSNSの活用により一気に注目を浴びるようになりました。
 
現在は、年4回程度日本橋界隈の店舗を網羅し、業種別により記載された地図を掲載したフリーペーパー「pontab」を発行している。他にも最近の日本橋でのニュースや、店舗の依頼によりフリーペーパーに広告欄を設けています。地域の店舗情報の発信により、日本橋の地域活性化の一ツールとして機能することを期待しています。 
 
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第15回マンスリーアートカフェ

 
タイの都市と音楽文化 
 
今回のマンスリーは、カムコム・ポーンプラシットさんとポーンプラピット・ポアサワディさんのお二人に講師として来ていただきました。
 
タイと音楽は切り離せない存在であり、特に男性の出家、結婚式、葬式等で欠かせないもの。昔は家、お寺、宮殿(王室関係)と深く関わり音楽が存在していたが、現在はその関係も薄れてきています。
現在では、主に6種の音楽形態が存在し、特に上手な演奏者でなくても、タイの古典音楽を愛する気持ちから、子供たちに無料で学べる教室を開くという人が多く、その様子も映像で見せていただきました。
記念日等では、多くの音楽家が集まり、よりグレードの高い演奏が聴けるそうです。
 
後半はナンのお話。ナンの音楽はタイルー族由来で、タイルー族独特の言語があったのだが、理解できる人がいない等の理由で、その認識も薄れてきています。愛の告白をする際や、葬式などで演奏されるが、ポピュラー音楽とは対象的に消えてしまいそうな音楽が存在し、次世代に伝えていくことが必要。そのため今までのルールにとらわれず、インターネット配信をするなど、気軽にナンの音楽に触れられ、音楽を残していくために様々なツールを利用したいとのこと
 
写真や映像を眺めながら、タイ音楽の変容や現状について、貴重なお話を聞かせていただきました。 
 
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第14回マンスリーアートカフェ

 
都市をデザインする
~世界の街並みと都市デザイン政策のあり方~ 
 
今回のマスターは裕典さん。海外も含めた都市のデザインについてレクチャーをしていただきました。
 
「都市をデザインする。」という言葉がよく聞かれますが、元々これは国主導、もしくは行政主導により行われてきたものです。しかし、近年ではアメリカを中心に「市民がつくる都市デザイン」が生まれてきています。今回のマンスリーでは、市民による都市デザインを可能にする「都市デザイン政策」とは何かを、北米での事例を交え、新しいムーブメントと様々な世界の街並みを紹介していただきました。
 
都市デザイン政策は、①都市を魅力的空間にするために都市の方向性デザインルールの枠組みを定める、②開発協議プロセスを定める、③市民の意見を取り入れる仕組みを確立する、という3つの手法があるという話から始まり、様々な事例を挙げていきました。
 
大阪市中央区で起こったマンション紛争(ベランダに突然日が当たらなくなるという問題から)という身近な事例。荒廃しているエリアが多数存在していたマイアミ市が、用途で区分していたものをデザインまで含めて形態で区分するという新しいゾーニングを行った事例。ルールをある程度決め、それさえ守れば良いという考えの日本の考え方に対し、もっと詳細な部分まで決めた方がいい街になるという考えを持ったバンクーバーの事例。また、シアトル市のマスタービレッジ・デザインガイドラインなどの制度の話。
 
最後には堀さんが海外調査のため足を運んだ、シアトル公共図書館、ガスワークスパーク、パイクプレイスマーケットといった観光地等を写真を交えながら、海外での楽しい話を聞かせていただきました。 
 
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第13回マンスリーアートカフェ

 
これまでの大阪の話をきこう
〜帝国陸軍第四師団司令部、最期の日々
 
旧帝国陸軍第四師団司令部庁舎は、大阪城天守閣の再建と同じ年(1931年)に、天守閣のたもとに建てられた大大阪時代の名建築ですが、終戦後には警察本部や大阪市立博物館として活用されました。しかし、限られた期間だったとはいえ、この庁舎の本来の役割は陸軍の司令部としての活用であった。
 
第13回マンスリーアートカフェは、諏訪晃一さんが、ゲストに矢島武子さんを引き連れて行いました。矢島さん(大正13年生まれ)は、第二次世界大戦末期に「帝国陸軍第四師団司令部」で実際に勤務していた方で、当時の貴重な話を語っていただきました。諏訪さんからの投げかけや、参加者の質疑等も交え、矢島さんには当時の学生生活から、師団司令部での勤務時のことまで含め、幅広く当時の様子を語っていただきました。特に、戦時中の軍人たちとの生活の体験談は生々しいものであり、当時の貴重な記憶であると言えます。
 
戦争で空襲等を経験している人のお話も大変貴重ですが、実際に軍人たちと接しながら日々を過ごしてきた方のお声というのはさらに貴重であり、今後もこのように歴史的価値の高いお話を聞く場を設けることの大事さ、オーラルヒストリーの価値、面白さを体験できたレクチャーでした。 
 
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第12回マンスリーアートカフェ

 
シビックプライドを考える 
 
第12回マンスリーアートカフェは、「シビックプライドとは何か」について武田重昭さんにレクチャーをしていただき、参加者とディスカッションしていきました。「シビックプライド」とは市民が都市に対して持つ誇りや愛着のことですが、今では都市再生の戦略において注目されています。それは、日本語でいう郷土愛などとは少しニュアンスが異なり、より積極的な都市への働き掛けや都市との一体感にもとづく、ある種の当事者意識による自負心をあらわす言葉です。
 
前半のレクチャーでは、シビックプライドとは何かということや、都市のプロモーションとしてのシビックプライドの考え方や、その都市への導入のされ方というものを海外の事例などから学んで行きました。
後半では、参加者が各々持ち寄ったシビックプライドが感じられる写真を順に見て行き、各人がどういう場所にシビックプライドが感じられるかということを発表し、それについて議論して行きました。地元の見慣れた風景や、通っていた大学のキャンパスの広場、道頓堀や中之島といった大阪の名所、また路地で人が集まった風景など様々な写真が集まりましたが、共通して言えることは、各個人の馴染みのある場所にシビックプライドを感じる傾向が強く表れ、逆に自分とはあまり関わりのない場所に対しては反論等もあり、あまりシビックプライドが感じられないという傾向がありました。
 
シビックプライドは海外でよく使われている言葉ですが、本日の議論で日本にも導入できる可能性が十分に感じられ、日本においても今後の都市再生の手法としての確立が期待されます。 
 
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第11回マンスリーアートカフェ

 
第11回マンスリーアートカフェのマスターは、高岡伸一さんです。
 
建設工事の過程や当時の風景を撮影したフィルム。これらは都市の成り立ちを知ることができる貴重な記録です。しかし、それらのフィルムが劣化により再生できなくなるという危機に直面しており、UCFA(アンダーコンストラクション・フィルム・アーカイブス)というものを立ち上げ、どこにどのような映像が眠っているのかを調査し、人目に触れることなく忘れさられようとしていた貴重な映像記録を掘り起こし、また当時の時代背景や建設技術についての理解を深めるため、上映会も数々と行ってきました。
 
本日は、そのうちの第一生命ビルディング(1953)、大阪駅前第三ビル(1979)、新阪急ビル(1962)を順に見て行きました。これらの映像は大型建築で用いられている最新の建築技術や、構造、また当時の周辺の状況まで見ることができ、さらにはナレーター付きの映像であるため、一般の方でも理解しやすいものとなっています。
 
今後は、これらの貴重な映像のアーカイブ化、一般化、そして都市史の一研究材料として普及していくことが期待されます。
 
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第10回マンスリーアートカフェ

 
 第10回マンスリーアートカフェは、海老根剛さんです。ビデオ映像による実験をもう一度振り返り、その特性を映画と比較しながら、映像メディアの近い過去と現在について考えました。

1960年代に登場したビデオ映像は、初めは撮影機能のみであったが、70年代にはそれが録画・再生等ができるようにもなりました。どの家庭にも一台はプレイヤーがあり、もっとも身近な動画記録媒体であったビデオテープは1990年代には急速に私たちの周りから姿を消し、忘却され、過去の遺物となりました。ビデオが現れてから40年以上経過しており、当時にできた作品などをアーカイブ化し、保存していく必要があるのです。

他方で、技術進歩により映画も変化しつつあります。映画のデジタル化が進み、今年度中には全映画館がデジタル化されるという話もあり、メディアの違いが消失されつつあります。プロジェクターで映すことが可能となれば、映画館で見る必要もなくなり、あらためて映画の存立意義というのが問われます。(上映自体に意味があるのか、暗闇で知らない人と同一空間で見るという体験に意義があるのか。)

映画は早日での再生ができず、撮り終わった後に確認するのですが、ビデオは撮りながらも映像を確認できるといった違いや技術的特徴の違いを知り、昔のビデオ作品(画質は悪いが完成度が高い)をいくつか見たことにより、改めてビデオについて考えさせられる時間となり、エンターテインメントとしてのメディアツールの見直しの必要性を実感しました。 

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第9回マンスリーアートカフェ

 
第9回マンスリーアートカフェは、大阪府都市魅力創造局都市魅力課に、民間からの特別任用で3年間務めていた経歴がある杉本容子さん。
実録体験談を踏まえ、広域行政がまちの魅力づくりにトライするうえでのハードル、これから向かう方向性などをお話していただきました。
 
①次世代へ継承する、②賑わいをつくる、③ターゲットにひびかせる、という3つのテーマを基にした大阪ミュージアム構想(H21年〜22年)では、「大阪はまち全体がミュージアム」という理念を持っており、大阪の新たな魅力を発掘し、それらを磨き・際立たせ、大々的に世間に発信するという手法を行っています。関西ウォーカーに大阪ミュージアムを掲載してもらったり、イオンモールで大阪ミュージアムフェアを行ったりと、企業とのコラボレーションによる情報発信も行いながら、同時に事業費を集めています。
 
H22年〜23年では、いいデザイン100プロジェクトや木津川遊歩空間デザインコンペ等、公共空間の魅力創出に向けての活動も行っています。
 
今や毎年恒例となっている「水都大阪」は、2009年から3度開催されており、イベントとしての魅力だけでなく、問題点・過去の失敗・その解決策などについて、運営者の立場から語っていただきました。
 
①「都市魅力創造のための」法制度の整備、②シンクタンク機能をもった外部組織、③新しい人材登用・育成手法の確立、この3点が行政による都市魅力創造のこれからのキーワードです。
 
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船場アートカフェは、大阪市立大学・都市研究プラザが都心で展開する研究・実践の試みです。

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