好奇心星人の冒険―森木忠相写真展―
会期:2008年3月1日(土)-3月15日(土)
時間:10:00-19:00(3/1は13:00から、3/15は16:00まで)
会場:浄土宗應典院(入場無料)
(〒543-0076 大阪市天王寺区下寺町1-1-27 tel.06-6771-7641)
関連イベント
3月1日(土)14:00-17:00 オープニングイベント
出演:山口洋典(應典院主幹)×ワークショップ:ゴウヤスノリ(ワークショップ・プランナー)
3月8日(土)14:00- 法要
15:30- 音楽会 オーガナイザー:小島剛(電子音楽)×横沢道治(打楽器)
3月15日(土)13:30-15:30 ワークショップ「えんがわ寄席」
出演:岸健太(建築家)×松本力(映像/アニメーション作家)×飯田紀子(美術家)
16:00- お片づけ&打ち上げ
企画:森木忠相写真展実行委員会
主催:應典院寺町倶楽部×船場アートカフェ
協力:大阪市立大学医学部附属病院、大阪市立大学都市研究プラザ
NPO法人大阪アーツアポリア、直井健士(デジタルフォトCap@)、島津聖(矢野紙野株式会社)、林和美(ナダール)、山下里加(ハコプロ)、中上哲広(中上耳鼻咽喉科医院)
ディレクター:長谷川みづほ
ナビゲーター:山口洋典(應典院主幹)×山口悦子(船場アートカフェディレクター)
問い合わせ:campintheair@mac.com
「入院して、儲かった!」―とある大阪市内の大学病院で、よりよい病院環境作りの旗印となっているこの言葉。患者さんやご家族に喜んでいただける医療というだけでなく、やりがいある職場作りを通じて「苦しみも哀しみも歓びも、患者さん・ご家族と職員が共に分かち合える病院作りを目指そう」という意思表示です。実はこの言葉、たった一人の少年が遺した言葉なのです。彼の名は、森木忠相、享年17歳。12年間の闘病生活をクリエイティブにアクティブに走り抜け、沢山の人々に影響を与えた人物です。
忠相君は1987年生まれ。大阪市立金塚小学校院内学級を経て、高槻市立阿武山小学校、同市立阿武山中学校を卒業、YMCA学院高等学校総合学科へ進学して単位取得・修了した後、高3に進級しようという春、亡くなりました。生きていれば今年1月に成人式を向かえるはずだった忠相君。夢は保育士になることでした。
忠相君の周りには、いつも多くの人が集いました。一緒に入院・通院していた子ども達や保護者の方々から慕われるのはもちろんのこと、病院中の職員から愛されていました。院内学級や地元の学校でも人気者。教師達は彼の「打てば響く!」才を愛で、その才を存分に引き出しました。医療者達はどんな辛い治療にも果敢に挑む彼の姿に勇気づけられ、一緒に走り続けました。
闘病生活の中で忠相君は、病院・学校・地域で行われるボランティア活動や芸術家との共同制作にも精力的に取り組んできました。多くの学校関係者、研究者、音楽家、美術家、写真家等と幅広く交流していた忠相君。彼の影響力は絶大で、彼からインスピレーションを得た作家、彼にワークショップで助けてもらった芸術家もたくさんいます。
本展覧会は、そんな忠相君の友人の一人である写真家・佐藤友孝氏と忠相君とのコラボレーション作品展。佐藤氏との交流の中から忠相君が撮影した写真を中心に思い出を綴ります。関連イベントは、トークショー・法要・音楽会と盛りだくさん。耳を澄ますと、忠相君と子ども達の楽しい笑い声が聞こえてきそう。でも本展覧会は回顧展ではありません。忠相君を知っている人も知らない人も、多くの人が立ち寄って、くつろいで、何かを”感じて”欲しい。そして集う人々の未来をつなぎ、あらたなご縁を結びたい・・・そのために、彼の輝かしくもなつかしい足跡をたどります。

