船場アートカフェ
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橋爪紳也
(都市文化論)
中川 眞
(音楽学、ガムラングループ「マルガ・サリ」主宰)
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(劇場論、劇団「浪花グランドロマン」代表)
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(小児医学、グループ・ダイナミックス)
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(表現文化学博士課程)
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最近のエントリー

高岡伸一

最終日:「間」と“space”のあいだ

マンスリーアートカフェの最終日は建築家・宮本佳明先生と、アニメーション作家で最近注目の和田淳さんの対談でした。さすがの人気と注目度で、会場は立ち見が出る盛況となりました。和田さんの短編アニメには独特の間が存在します。「間」は空間とも関係が深いキーワード。そこから二人の間で空間について、そして時間について話題が展開していきました。建築家は空間をつくりますが、更に時間の流れを重視するという宮本さん。ほとんど独学でアニメーションの技法と現在の作風をつくった和田さんは、「間」が存在するためには「動き」が重要と考え、自分の気持ちのいい動きを表現しようとしていると。後半は参加者からの質問も交えながら、和田アニメの技法や背景についても話が及びました。IMG_0556.jpg

第24日:パサール・ガムラン with マルガサリ

24日のプログラムは『パサール・ガムラン With マルガサリ』。
本間先生が案内役となり、ゲストにマルガサリ(ジャワ音楽グループ)をお呼びして、演奏と討論会の形式で行われました。
開始時間前から演奏が始まり、本間先生から開始時間調整の為「2分で終わる音楽」のお題を出されたりで波乱の幕開け。
今回のテーマ「パサール=市場」の説明では、「ここが市場で楽団が演奏しているとして、今の演奏にどのくらいのお金を払いますか。」と、演奏に対する価値がどのくらいか考えながら聴いてみてくださいとのこと。
説明後、数曲演奏中に仮想対価としてコインを用意するのですが、参加者は誰もコインを入れません。
途中、お茶を飲みながらの討論・質問コーナーでは、メンバーにジャワ音楽を取り巻く文化的・経済的環境の話をしていただき、
演奏と舞踊を再度披露していただいて終了となりました。
最後に参加者の方々は「穏やかな演奏の前では、でコインを入れるのは邪推であるようで。」「梅田駅で毎日演奏されていたら週に1度ぐらい、癒してくれてありがとうとコインを入れる。」など意見を述べられていました。穏やかな演奏を聴きながらも、音楽と市場=価値について考えさせる時間となりました。(檜垣)DSCN0559.jpg

第23日:J'adore Lyrica.

大学ではフランス語を専門とする福島先生が、自らのコレクションを展示して熱く語る第23日。あのサンリオが昔、漫画雑誌を発行していたことをご存じですか?「リリカ」は1976年11月に創刊して1979年3月にその幕を閉じるまで、29冊出版された幻の漫画誌。福島先生は最初の数冊を除いて、ほとんどオンタイムで購入していたというから驚きです。当時同級生の友人と少女漫画研究会をつくっていたという筋金入りの少女漫画ファンなのです。会場には創刊号から29号までの全巻が展示され、サンリオの歴史を概観した後、誌面を飾った漫画家について、その時代の変遷などが解説されました。私は手塚治虫と石ノ森章太郎しか知りませんでした…。IMG_0518.jpg

第21日:文字フェチの日常2

デザイナーの檜垣平太さんは自他共に認める文字フェチでもあります。街中にあふれる文字が気になって仕方ない檜垣さんの世界を垣間見る「文字フェチの日常」。昨年も好評だったので今年も開催です。前半はそのフェティッシュをより深く理解するために字体の基本を教わりました。人間の目がもつ錯視の修正など、どんな技術で読みやすい文字をつくられているかという話。そして各時代に生みだされた字体の長い歴史についてなど。
後半はいよいよ文字フェチ全開。街の看板やサインの字体を次々と言い当てて解説していく檜垣さん。パソコンなどで扱いやすくなった反面、よくみるとどこかオカシイ文字の使い方も街のあちらこちらに…。あなたも文字フェチになったつもりで街をみてみませんか?IMG_0494.jpg

第20日:大阪ナイトピクニック

舞踊家・佐久間新さんによる今回2回目の大阪ナイトピクニック。前回はピクニックの時間が短かったので、早速船場の街中に繰り出しました。1キロの長さをもつ船場センタービルに沿って西へ西へ。センタービルと道路の間にある不思議な側道を歩いて行きます。昔は川だった西横堀の阪神高速を越えると、なんとなく街を「抜けた」感覚が。そこから北へ歩くと街全体が徐々に静かになっていきます。星座に詳しい参加者が、こんな明るい街中で「冬の大三角形」をみつけてくれました。みんなで指を指して夜空を見上げると近くにいた人たちも一緒に星座観察。高層ビルの排気筒に昇ってみたりもしました。最終地点は靱公園。綺麗にライトアップされた水舞台に感応して、最後に佐久間さんがダンスを披露しました。IMG_0476.jpg
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第19日:「月刊ビル」ができるまで

戦後のビルの魅力を発信し続ける全国唯一の雑誌「月刊ビル」。BMC(ビルマニアカフェ)の活動の一環で発行されているこの雑誌について、高岡伸一先生がクールに語ってくださいました。会場にはBMCメンバーに対抗できるのではと思われるようなビルマニアの方々から、そうでない方々まで、多彩な参加者の方々が集いました。
 戦前に建てられた、いわゆる近代建築に関しては、近年、その魅力や価値が見直され、活用や保存に向けた活動が少しずつ動き出しています。しかし、戦後に建てられたビルについては、その建築的価値や文化的価値がビルのユーザーやオーナーの間で共有されておらず、現在、急速に姿を消しつつあります。そんな戦後のビルを取り巻く知られざる危機と魅力について語り合う時間となりました。
予定の時間を越え、静かに、しかし熱く語りあう様子が印象的な回となりました。(諏訪)
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第17日:三休橋筋の話

今日の講師の岡本さんは、船場の不動産企業に勤めるオフィスワーカーです。船場アートカフェのメンバーであると同時に、船場のさまざまなまちづくりに関わる岡本さんから、三休橋筋のプロムナード整備事業をはじめ、まちづくりの現場について語っていただきました。船場の街並みだけでなく、沿道の企業やテナント、そして行政なども、まちづくりを一緒に進めるなかで随分と変わってきたと語る岡本さん。自転車の路上駐輪など課題はまだまだたくさんありますが、一サラリーマンであった岡本さんご自身もまちづくりに関わるこの10年で、随分と自分の意識や地域との関係が変わり、今はまちづくりを楽しんでいるとのこと。この6月には、三休橋筋の完成を祝う大きなイベントを企画しているそうです。R0013498.jpg

第16日:フレンチポップスとフランス語圏社会Ⅲ

マンスリーアートカフェでは恒例となった福島先生のフレンチポップス講座。今年で3回目となりました。フランスのポピュラー音楽のPVを観ながら、言語と社会について考えます。一口にフランス語といっても話は複雑です。フランス語を話す人はフランスにいるフランス人だけではありません。ヨーロッパの歴史や帝国主義時代の植民地化によって、世界の各地でフランス語が話されています。国の公用語になっている場合もあれば、一部の地方だけで使われている場合など事情は様々。フレンチ・ポップもアラブやアフリカなど、様々な出自をもつ人によって創られ、歌われます。ライやラップなど。いわゆる「お洒落なフレンチ・ポップス」を想像していた人は戸惑うかもしれませんが、一世を風靡したシルヴィ・ヴァルタンですら、ブルガリア人の父親とハンガリー人の母親から生まれているのです。
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第15日:カフェイマージュ船場

以前、船場アートカフェの単独企画としても開催したことのある「カフェイマージュ」。参加者にビデオカメラを持って船場の街に出かけてもらい、思い思いのロードムービーを撮影してもらいました。撮影が済んだら船場アートカフェに戻ってもらって、その場で上映会です。
ビデオカメラを触ったことのない方でも簡単に作品がつくれるよう、ごく簡単なルールを設定して、基本的な操作を学んだ後は参加者の自由。ひとつのテーマを設定して、15分以内で映像作品をつくります。
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中之島まで出かけて鳩を執拗に追いかけた作品。心斎橋筋を何回も往復して人々の歩く姿を後ろからとり続けた作品。ゲストの久保田さんは街角で携帯をかける人の姿を撮影しました。対象を追いかけるこれらの作品に対して、本間先生はカフェのテーブルに座って、カフェで展開する人々の物語(?)を文章にして淡々とPCに綴っていく、対照的な作品でした。上映会では参加者の皆さんで作品の印象などを話し合いました。

第9日:簡単レイアウトのツボ!

今晩は船場アートカフェのHPやチラシなど、ビジュアルに関するデザインをずっと担当していただいているデザイナー、檜垣平太さんによるDTPのデザイン、特にレイアウトに関するレクチャーでした。明日からすぐ自分の仕事に活かせる実践的なテーマとあって、会場はほぼ満員になりました。
「伝えなければならない情報がきちんと階層付けて理解できれば、レイアウトはすでにほとんど完成している」と最初にお話になる檜垣さん。しかし話が進むにつれて内容はやはりマニアックに。WEBカメラを自ら持ち込み、参考書籍のレイアウトを実際に示しながら、レイアウトの勘どころを感覚的にわかる言葉で解説いただきました。
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檜垣さんは21日(月)にも再登場。次回は「文字フェチの日常2」。よりマニアの本質に迫る内容となるはず!

船場アートカフェは、大阪市立大学・都市研究プラザが都心で展開する研究・実践の試みです。

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