今回のナビゲーターは中川眞教授。
サウンドスケープ論の第2回目として、船場周辺のサウンドスケープを体験しに街へ出かけました。
まず、船場アートカフェからほど近い、御堂筋本町の交差点へ。阪神高速道路と御堂筋を走る自動車の音で満たされています。この場所の音は、普段は単なる騒音としか捉えられていませんが、立ち止まってじっくり聴いてみると、意外な規則性や、自然の音との共通性があることに気づきます。
次に、本町近くの神社へ。鳥のさえずりも聞こえますが、さすがに都会のど真ん中とあって、自動車の音が支配的です。季節が変われば、もう少し鳥の鳴き声も賑やかになるのでしょうか…。
その後、御堂筋を渡って心斎橋の商店街を抜け、三休橋筋を北上し、アートカフェに戻ってきました。
参加者の方々からは、「音に集中しようとすると、視覚が邪魔」「心斎橋の人混みの中では、耳元で、突然、人の話声がして驚いた。他人の話が勝手に聞こえてしまう。」といった声が聞かれました。私たちが街を歩くとき、多くの場合は、圧倒的に視覚を頼りに歩いていますが、聴覚で街を捉えると、普段感じている街とはまた違った姿が浮かび上がってきることを実感しました。

