船場アートカフェ
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第24日:サウンドスケープ論(3)

今回のナビゲーターは中川眞教授。

サウンドスケープ論も回を重ねて3回目。1回目から続けて参加下さっている方がいて、会場には参加者同士打ち解けた、温かい雰囲気が漂っています。

「サウンドスケープ論(2)」では、船場アートカフェ界隈のサウンドスケープを実際まちに出て体感していただきましたが、3回目はがらりと趣向を変えて、小説の中のサウンドスケープについて参加者のみなさんと話し合いました。

参加者の方に短編小説を読んで音の描写を全てピックアップしてもらい、なかでも印象的な箇所を紹介していただきました。

作品は芥川龍之介『蜃気楼』、いしいしんじ『¿Estás ahí? そこにいるの?』、梅崎春生『蜆』、小川洋子『心臓の仮縫い』、川上弘美『消える』、田口ランディ『花嫁の男友達』、中上健次『残りの花』、宮本輝『蛍川』、吉村昭『霧の坂』と多岐に渡っています。

音の描写といっても様々ですが、「」で括られた人の声、会話は除いて、その外作品の空間にある音を読み手の方の感性にお任せして見つけ出していただくのですが、思いもかけない箇所を音の表現として選ばれていて、音を認識することの奥深さを改めて感じました。

小説を何人かで読み進め、作品について意見を交す場というのはなかなか持ち得ないかもしれません。しかも音の描写に焦点を話し合うということはかなり稀なのではないでしょうか。

時間の制約はありましたが、新たな読書の楽しみ、あるいは音の楽しみを発見するひとときとなりました。

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